フィギュア大会の主催者は医者を配置していないの?

固い氷の上で演技させるスポーツなのに大会が医者を配置していないとは驚き。ぜひ、この記事を書いた記者の思い違い(医者の配置は各国の持ち回りである)であって欲しいところ。

フィギュアスケート男子のソチ五輪金メダリストで8日のGPシリーズ第3戦・中国杯で頭部、顎などを負傷した羽生結弦(ゆづる、19=ANA)が9日、上海から成田空港着の航空機で帰国した。フリー直前の6分間練習で閻涵(エンカン、18=中国)と正面衝突して流血したが、強行出場して2位。この日のエキシビションを欠場した羽生は、都内の病院で精密検査を受けた。検査結果は10日にも発表される。また、日本チームは中国杯にドクターを帯同していなかったため、日本連盟が医療態勢の改善について検討することが判明した。
〜中略〜
演技後、顎を7針縫い、側頭部は医療用ホチキスで傷口を3カ所留めるなどしたが、処置したのは米国チームのドクターだった。これまで日本チームは世界選手権や世界ジュニア選手権など、派遣選手人数が多い大会には日本連盟の医事委員会に登録しているドクターを帯同していたが、出場3人の中国杯は帯同を見送った。上海に滞在中の伊東フィギュア委員長は「全てのチームがドクターを連れてきているわけではない。他国のドクターに協力してもらうケースもある」と説明した。
〜後略〜

日本の選手だけを守れればよいという話じゃない。日本連盟は一時的な対応とこのフィギュア全体の恒久的な対応分けて考えないと。

参加するのがトップレベルの選手だから怪我が発生する確率が低かったこと、フィギュアはコンタクトスポーツでないから接触事故の発生確率は低いことから、怪我に対する準備が足りないのだと思うけど、これを機に改めないといつか死人がでてしまう。