「円安は海外に工場を設置した会社にだけ有利だ」って本当?

円高だから海外に工場を移したというのが私の理解だけど、円安でも海外に工場ある方が有利なの?ということは結局日本に工場があること自体が不利?

円安の進行はこれまでも「輸出を増やす」ことはなく、海外に生産拠点を移している自動車などの企業には追い風となっているが、輸入原料に依存し国内で生産する企業にはコスト高となり、中小企業などでは経営の危機に直面しているところも多い。しかも働いている人の賃金が上がる見通しは暗く、物価ばかりが上昇し、国民の財布には「冷たい風」が吹いている。

円安で一部の海外に生産拠点を移した企業だけが潤うのが、アベノミクスの「経済成長」ということのようだ。農業政策もそうだが、一部の人たちの利益を優先し、大多数の農業者、国民を犠牲にする政策がいつまで続くのか。そろそろ「店じまい」して欲しいし、させなければいけない時期に来ているのではないか。二つの統計調査をみてそう感じたのは記者だけだろうか。

農政・農協ニュース:実質賃金下がり物価は上がる 総務省より)