江戸川区「すくすくスクール」で補食(おやつ)を止めた話の結末

「学童と子供教室の統合は無しだな」としか思えない事例でまとめたときからおよそ一年後に江戸川区すくすくスクール」で補食(おやつ)を止めた話の結末がでていた。

先週の金曜、2/5に、江戸川区議会文教委員会において、当会が昨年2月に提出した「すくすくスクール・学童登録児童に対する補食提供の継続を求める陳情書」について、1年間にもわたる「継続審議」を経て、結論が出されました。

結論は、不採択でした。まさに予想通りでは、あります。
〜中略〜

そしていよいよ、先週金曜日、2/5の文教委員会で結審を迎えました。

江戸川区議会・文教委員の皆さん(定数9名)

  • 田島進議員(委員長)
  • 所隆宏議員(副委員長)
  • 大橋美枝子議員
  • 江副亮一議員
  • 新村井玖子議員
  • 早川和江議員
  • 田中淳子議員
  • 須賀精二議員

では、傍聴に行った方のレポートを紹介いたします。

陳情は、江副さん、大橋さん、新村さんが採択、他の議員が不採択で、予想通りの結果でした。

不採択の方々の理由は下記のとおりです。

  • 早川和江議員 【不採択】
    • 「補食希望者は減っている。予算決定後である。補食がなくても現場の混乱は特にない」
  • 田中淳子議員【不採択】
    • 「推移見守り、会派で議論した。栄養の問題など大きな問題はない」

その他、理由の発言はありませんでしたが、不採択の方は下記のとおりです。

  • 田島進議員(委員長)【不採択】
  • 所隆宏議員(副委員長)【不採択】
  • 須賀精二議員【不採択】

採択の方々の理由は、下記のとおりです。

  • 江副亮一議員 【採択】
    • 「補食希望者が減った理由は、過去に江戸川区が推し進めてきた“補食は5時すぎに”という、時間設定が背景。必要な家庭、求めている人の存在を考慮すべき。大人でも3時におやつをとる。必要な家庭には提供事業としてあり方そのものを検討すべきである」
  • 大橋美枝子議員 【採択】
    • 「おやつは子どもの成長にとって必要。当初の補食廃止の、江戸川区の理由づけ(カロリー過剰摂取・廃棄食材・アレルギー対応など)と、陳情者から出された公開質問状への回答の乖離(食べること食べない子供の部屋を分けるのが“忍びない”状況云々)。また12月の児童部会における報告で、学童クラブに求める機能(安心して就労できる環境)として、学童登録児童の65.9%を占める1、2年生に特に必要である。補食復活を求める」
  • 新村井玖子議員 【採択】
    • 「児童部会報告にみられる国の姿勢(放課後児童クラブは適切な遊びおよび生活の場を与えて)に対して、江戸川区はどうするのか、ガイドラインに示すべきである。栄養・活力面で必要なおやつの環境を整え提供すべき。3月まで保育園でお昼寝・おやつを確保していた子どもが、新1年生になった途端に、給食以降、水だけで過ごすのことは、人権の観点から補食を取らせていく姿勢をとるべき。小1ギャップをふやしている」

以上、多数決で「不採択」でした。

とのことです。
〜後略〜
江戸川区・学童補食の継続を願う会:【さよならオニギリ君】 おやつ陳情審議に、ついに結論出る! 学童補食継続を願う会、活動終了! そして「えどがわ学童保育フォーラム」へ・・・ より)