表現方法が思考・発想を縛る例

これは良く分かる例。結局、頭の中で考えたり、文章にして可視化するときに「言葉」を使うので、適切な用語が使えないと自分で自分を混乱させてしまう。

昨日と今日、3時間ずつねっとりディスカッションをしてようやく見えてきたのが「否定出来ない」と「可能性が低い」と「否定できた」あたりをすべて「否定はできない」と同じ用語で表現していて、そのせいで頭の中が混乱しているようだということがわかりました。

数年前にある問題(ある状況においてあり得る組み合わせ数を計算する式を立てると言う問題)を一ヶ月から二ヶ月ずっと考えていたことがあり、毎日以下を繰り返していたことがあった。

  1. 何かの作業をやっていないときはずっと考えたり、紙に書いている
  2. 家に帰って風呂に入ると「できた!」と閃く
  3. 風呂上りに式を書くとうまくいかない。
  4. 1に戻る

で、ある日、踏み台昇降運動していたら自分は別々の概念を同じ言葉で表現していることに気づき、適切な言葉を割り振り直して、考えたら数時間で立式できたことがあった。自分のことは自分が一番良く分かっていると思っていたけど、たかが用語を1つ不適切に使っただけで、自分が混乱してしまうという事実にはびっくりした。

ちなみに、一生懸命考えた式は、組み合わせ数学の教科書見たら、普通に載っている定理だった。ある日、図書館で見つけて「早く教えてよ!」と誰にともなくつぶやいてしまった。