進捗報告傾向と対策

レベル-1:無断で休む

  • 傾向:たぶん、留年します。
  • 対策:まずは理由は嘘でもよいので欠席の連絡をいれましょう

レベル0:仮病で休む

  • 傾向:たぶん、留年します
  • 対策:参加しましょう。筆記用具をお忘れなく

レベル1:資料無しで発表

  • 傾向:たぶん、留年します
  • 対策:手書きのメモでもよいので発表すべきことを列挙して進捗報告に望みましょう

レベル2:メモあり

  • 傾向:卒業できるかもしれません。卒論生4月という段階です
  • 対策:プレゼンテーションソフト or ハンドアウト(配布資料)を用意して、「プレゼンテーション」をしましょう

レベル3:発表資料 or 配布資料あり

  • 傾向:研究始まりました。卒論生5月という段階です。
  • 対策:資料の作成を通して、前回の発表から今回の発表まで何を行ったのかを振り返りましょう

以降、発表資料 or 配布資料は標準で用意できているとする。

レベル4:「〜しました。」

  • 傾向:自分が行ったことを構造化せず、かつ、抽象化せず説明している段階です。イメージとしては小学生のころに「今日は、どんなことがあったの?」と親に聞かれて、思いついたまま、行ったことを話しているのと似たような状態です
  • 対策:それを行った結果、何を得たのかを説明できるようにしましょう。

レベル5:「〜しました。その結果〜を得ました。」

  • 傾向:進捗報告の最低限レベルに達しました。多少、フィードバックを得られる内容になっています。卒論生9月レベル。
  • 対策:「なんで、それを行う必要があるの?」というのが聴衆の素朴な質問です。何を目的として、その作業を行ったのかも合わせて話しましょう

レベル6:「〜を目的として、〜しました。その結果〜を得ました。」

  • 傾向:たいぶ良い進捗報告になりました。卒論生10月レベル。聴いている側が発表者の研究の目的と当面の目標を理解しているならば、十分な進捗報告と言えます。ただし、残念ながら指導教員とはいえ、あなたの当面の目標を完全に把握しているわけではありません。
  • リンク:指導教員はあなたの研究を覚えていない
  • 対策:最終目標、当面の目標、当面の目標と最終目標の関係、当面の目標と現在の作業の関係も合わせて説明しましょう

レベル7:「最終目的を達成するためには〜を行う必要があります。そこでX月の目標は〜としました。この目標を達成するために〜をしました。その結果〜を得ました。」

  • 傾向:かなり構造化され、かつ、聞き手を考慮した発表になっています。卒論生12月レベル。継続すれば卒業できるでしょう
  • 対策:学部レベルとして十分に訓練された状況です。次の目標は「自分にとって役に立つ助言を得る」という点に定めましょう

レベル8: 良い進捗報告

  • 傾向:修士になったらこれ(良い進捗報告のやり方)を目指しましょう。社会人の方々からも結構賛同を得ています
  • 対策:「俺たちの進捗報告道は始まったばかりだ!」