大学図書館でレポートの書き方を教えるというのはどこから出てくる話なのか?

はじめにお詫び申し上げます。図書館関連の方々ごめんなさい。たぶん、不快なエントリーです。

ずっと疑問でした。大学図書館でレポートの書き方を教えるという話は何の専門性から登場する話なのでしょうか?

  • 「内容の指摘よりも、書式や日本語文法、用語の使い方、誤字・脱字の指摘の数の方が多い」.図書館登場せず.

はてなブックマーク - なぜ大学教員の端くれたる私はレポートを返さないのか - 発声練習より)

大学教員は分野問わず、基本的に論文書いたり、本書いたりするのが主業務としてあります。このため、レポートの書き方を教える資質の妥当性は「論文執筆および本執筆の経験者」という点から発生すると思います。一方で、大学図書館の司書の方々がレポートの書き方を教える資質の妥当性は何に由来するのでしょう?

ja.wikipedia: 司書講習の中身をみると、文書作成技術について教えるような科目はないです(もちろん、科目名に現れないだけで行っているのかもしれませんが)。司書講習の内容からすれば、資料の管理を中心の技能が求められており、資料を活用して新たなドキュメントを作るという点には司書の技能は求められていないように見えます。

もちろん、資料の入手や資料の検索においては専門性があるのは承知していますが、それはレポートの書き方の一部です。また、レポートの書き方をしらない学生に対する書式や日本語文法、用語の使い方、誤字・脱字の指摘については、日々の業務を遂行されている一般的な社会人の方でしたら問題なく行えるというのはわかります。歴史的に大学図書館も一つの研究施設であり、司書の方々も図書館業務を主業務とされる研究者であるということなのでしょうか?よって、レポートの書き方を教える妥当性は大学教員と同じく「論文執筆および本執筆の経験者」という点に由来するのでしょうか。

私が気になるのは、大学の教育組織側(大学教員などの学部教育を担当する人たち)がレポートの書き方をほったらかしにしているので、学生が困り、見かねた大学図書館の方々が本来は業務でないのにレポートの書き方を教える役割を買って出なくてはいけなくなっている状況が起きているのではないかということです。