柔道の中心は日本じゃなくなったんだなぁと思わせる記事

オリンピックで金メダルとれないというのは身体能力とか時の運とかなので何とも思わなかったけど、この一連の流れは「柔道の中心は日本じゃなくなったんだなぁ」とまったくの素人に思わせる展開。

上記の声明を出されてしまった全日本柔道連盟が行っていたこと。

北京五輪後の08年11月に就任した園田監督に対しては、昨年夏のロンドン五輪で女子柔道が低迷した責任を問う声も強かったが、全柔連は昨年11月に16年リオデジャネイロ五輪までの続投を発表。選手15人の告発により、強化合宿などでの暴力やパワハラが顕在化した同12月以降に聴き取り調査を行った結果、1月19日付で文書による戒告処分としたが、同30日に会見した小野沢弘史専務理事は続投させる方針を示していた。

しかし、問題がマスコミで大々的に報じられ、暴力行為を伴う威圧的な指導をめぐる議論がスポーツ界全体に波及。大阪市立桜宮高校で、バスケットボール部主将が顧問教諭の体罰を受けた後に自殺した問題とも重なり、社会問題化した。続投に対して世間の批判が強まり、菅義偉官房長官も31日の記者会見で「(暴力は)決して認められる行為ではない。今回の事案は極めて遺憾だ」と述べ、日本オリンピック委員会(JOC)の意向もあって全柔連は一転して辞任を受け入れることになった。

そして、こういう事態に対してこういう記事を出しちゃう産経新聞

集団告発という異例の手法でトップ選手が指導者に「ノー」を突きつけた今回の問題は、指導方法のあり方だけでなく、代表チームを指導する人材の育成に暗い影を落としかねない。
〜後略〜

選手個人個人は別として、指導者層や運営層における日本の発言力低下は避けられないと思う。