現在所属されているところの慣習がいろいろとあるのでしょうが、基本的に大学院への推薦入学であって、研究室への推薦入学ではないと思います。ですから、現指導教員と移動先教員の承認があれば、修士課程から研究室変更しても問題ないと思います。
考えうる選択肢は以下のとおり。
本当に適切かどうかは別としてベストケースは1。ベターなのは2。2年間のモチベーション維持ができるかどうかが問題なのは3。最悪の選択肢は4。
実験でとったデータを解析するためのプログラムを書いていた時期はすごく楽しくて、そこと院試を受けた時期が一致していたから、この分野楽しそうだって思ったんだと思う。
でも、プログラムが大体完成して、実験を繰り返すような時期になったら全くと言っていいほど楽しくなくなった。
今いる研究室の分野はサイエンスなんだけれど、なんというか、自分の作ったものに対する実験 ができないのが辛い。辛いというか、そこに楽しみを見いだせない。
自分が作ったものがうまく動かないとか、良い結果が出ないとかで成果が全然出てこないのは凹まないし逆に頑張りたいって思えるのに、「新しい事実を明らかにするための」データ解析は全然楽しくない。
(はてな匿名ダイアリー:大学院の推薦をとるんじゃなかったより)
この部分を読む限り、コーディングは得意で楽しいとのことなので、研究テーマを変えられるならばそのまま同じ研究室に進学したら良いのではないかと思います。現在、所属されている研究室ではシミュレーションっぽい研究はやっていないでしょうか?(シミュレーションを用いた研究テーマを始められないでしょうか?)
指導教員の先生に時間を作ってもらって研究室の移動などは話題にださず、以下について相談に乗ってもらえばいかがでしょう?
- 今現在やっている作業(段階)に興味がわかず、研究すること自体が苦痛になってしまっていること
- 一方で、データを解析するためのプログラムを書いているときはとても楽しいこと
- 研究室の環境および指導教員は好きであること(もし、あてはまるなら)
- 修士に入った後の研究も、現在やっている作業(段階)が主たる部分を占めるならば、修士課程をちゃんと過ごせるかとても不安であること
もし、指導教員に相談した結果、修士に入った後の研究も、現在やっている作業(段階)が主たる部分であるであるならば、それから、研究室の移動を検討したらどうかと思います。
ちなみに私の短い教員経験で恐縮ですが、こういう今やっている研究テーマに興味が持てないということは良くあることですので、指導教員との関係がよっぽど悪化していないかぎり、あるいは、指導教員がよっぽどアレでないかぎり、こういう相談はまったく悪印象を与えないと思います。むしろ、こういう相談をしてくれた方がありがたいと思っている教員の方は多いと思います。