市町村区の図書館が充実していれば都道府県の図書館が同じサービスを提供しなくても良いと思う

私は専門書を読み始めたのが大学以降なので、市町村区立図書館しか使ったこと無い。だからこう思うのかもしれないけど、市町村区の図書館が充実していれば都道府県の図書館が同じサービスを提供しなくても良いと思う。

市町村区立図書館が充実してきたという状態において県立図書館の位置づけを見直すというのはありだと思う。一方で、出版点数が多くなる一方で、不況と通信費増大のために本に費やされるお金が減る状態の中で、本が流通している寿命はますます短くなっている。こういう状況においては、図書館は市民のセーフティネットの役割だけでなく、多くの本を保管する施設としての役割の重要性がこれまで以上に高くなっていると思うので、その観点も含めて位置づけ見直しをして欲しいところ。

東日本大震災の教訓として、災害に対する古い記録の収集と理解、応用も重要になってきているし、地方分権の流れもあると思うので、その県や地域ローカルの文書を蓄積し、必要に応じて提供する地域のシンクタンクとしてリソースをふるのも良いのではないかと思う。