論文指導をお願いするときに「添削お願いいたします」「校正お願いいたします」と言わないで

論文指導をお願いするときに「添削お願いいたします」「校正お願いいたします」と言わず「ご指導お願いいたします」という万能ワードにした方が無難。

以下、広辞苑第5版より。

こう‐せい【校正】カウ‥
(1)文字の誤りをくらべ正すこと。
(2)校正刷を原稿と引き合せて、文字の誤りや不備を調べ正すこと。「厳密な―」

てん‐さく【添削】
詩歌・文章・答案などを、書き加えたり削ったりして改めなおすこと。斧正ふせい。朱正。「作文を―する」

私や私のボスの場合は修士課程までは「論文の書き方」から教えているので、明らかに校正だけではすまない。最低限、添削を行う。多くの場合は、論文のテーマや筋の変更も指摘し、修正してもらう。なので、私の感覚ではこれは添削というレベルを超えている(「添削したよ」といわれて筋から変わっていたらびっくりはず)。やっぱり、指導が一番しっくりくる。指導なら「ちゃんとした論文を書く」という目標に必要な行為はなんでも含まれているので無難だと思う。

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