なぜ、いまさら?

以下のまとめのコメント欄で、kikumacoこと菊池さんが「メルトダウン」の定義を間違って覚えていたというのがいまさら追求されているのだけど何故?

御用学者Wikiなどでは菊池さんが「メルトダウンは起こらないと言っていた」と主張して批判しているものだったと思うけど、いつの間に「『メルトダウン』の意味も知らないのに原発事故について発言するなんて!信用できない」に移ったの?15日ぐらいまでには訂正しているから問題ないのでは?

自分は正常性バイアスにとらわれていたか?でも書いたけど、「メルトダウン」はあいまいな意味だから使うのやめましょうっていうのは遅くとも3月15日時点では菊池さんが宣言されていたと記憶している。

一方で、上記エントリーで早野さん、菊池さん、野尻さんが「メルトダウンがおこらないといっていた」というのは、当時、TLを必死で追っていた自分としては違和感がある。あのときに騒がれていたメルトダウンと今現実に起こったメルトダウンは全く違うものだと感じている。15日23:00時点での福島原発の状況について私の理解を書いたときのみんなが心配していたメルトダウンは「圧力容器と格納容器の双方に穴があいた上で、爆発が起こる」という状態。今でもメルトダウンの意味がばらけていると思う。

早野さん、菊池さん、野尻さんが言っていたのは、「メルトダウン=圧力容器と格納容器の双方に穴があいた上で、爆発が起こる」だったと思う。崩壊熱で圧力容器と格納容器の双方に穴があくから海水を注水しなければならないって、ずっと言われていたし。

福島第一原発の収束が数年単位というのも早野さん、菊池さん、野尻さんたちのTLで知ったはなしだったと記憶している。あとはMIT原子力理工学部による「崩壊熱」についての解説かな。

メルトダウンという言葉があいまいであったのは3/11近辺のTogetterのまとめ群を見るとわかる。

私の場合は、「メルトダウン=圧力容器と格納容器の双方に穴があいた上で、大爆発が起こり、死の灰が降り注ぐ」でした。

追記

菊池さんが自分が間違っていることを理解したのは13日のようです。

@raygraphics 何をメルトダウンと呼ぶのか、もしかすると人によって違うのかも。僕は核分裂反応が制御できなくなって「暴走して」融けるのがメルトダウンだと思っていたので、その意味では今回のはまっさきに反応を停止させたから違います
@kikumaco

あと、Twilogで3月11日以降の全発言がみれます。