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1万に1を足す意味

kikulog:少ないものをどれほど減らしても多いものには影響しないわけではてなブックマークコメントで「津波で1万人亡くなったんだから、原発事故で数人死んでもよいということか」というような主旨のコメントがいくつかついていた。あのエントリーの内容を全然理解していないコメントだと思う。

『言葉の覇者』:ビートたけし、個々の悲しみに想像力をからの孫引きだけど、週刊ポスト2011年4月1日号121〜122ページ「21世紀毒談特別編」にて、たけしさんは「人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。そうじゃなくて、そこには『1人が死んだ事件が2万件あった』ってことなんだよ。」と述べているとのこと。

人の死というものはその1件1件に重い意味があると私たちは感じる。だから、津波で1万人亡くなったんだから、原発事故で数人死んでもよいとは思わない。

一方で、kikulog:少ないものをどれほど減らしても多いものには影響しないわけでで述べられていることは違う。放射性物質の量が問題になっているときに、1万の量に1足されることをどう評価するのかという話。1つだけならば何の問題もない。それが、ある程度の量を超えるときに問題が発生する性質の話。

文脈によって、数字の持つ意味が変わるのだから1単位ごとに重い意味を持つ性質の事柄と、量で考える性質の事柄を一緒くたにまとめるのはミスリード。意識的にやっているならば、よろしくないし、無意識にやっているならば、kikulogの次のエントリー100mは長いか短いかを良く読んだ方が良いと思う。