福島に観光に行くのはどうかな

観光地に客が来ないといろいろと困ると思うので、震災から3週間経ち、かつ、春が来て良い季節になるので、4月〜5月に福島に観光に行くのはどうかなぁと思っている。

うつくしま観光プロモーション推進機構によると、観光地域は大きくわけて以下のとおり。

さすがに、避難勧告が出ている浜通りに観光に行くのは、いろいろな意味でちょっと。

なので、中通り会津地方を検討してみる。

外部被曝量について

team_nakawagaブログ:福島第一原発30km圏における被ばくによると、法律上の「一般公衆の線量限度」は年間1mSV=1000μSvとのこと(観光で行くのだから非常に低い方で考えてよいかなと)。

4月2日時点だと福島県災害対策本部:平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況速報の「県内各地方環境放射能測定値(第433報)について」と「県内各市町村 環境放射能測定結果(暫定値:第18報)」を元に、2泊3日(72時間)そこで被曝したと考えて、値を出してみる(参考:放射線被ばく量の計算方法:李玲華・ドイツ重イオン研究所)。

地域 使用ポイント 4/1の平均測定値(μSv/h) 旅行での外部被曝量(μSv)
福島 福島市役所 2.31 166.32
郡山 郡山市役所 2.04 146.52
白河 白河合同庁舎駐車場 0.67(4/2測定) 48.24
猪苗代・磐梯高原 磐梯町役場 0.23 16.56
会津若松 会津若松合同庁舎駐車場 0.23(4/2測定) 16.56
喜多方 喜多方市役所 0.20 14.4
会津 会津合同庁舎駐車場 0.09(4/2測定) 6.48
参考:茨城 水戸 0.184(4/2測定) 13.25
参考:東京 新宿 0.096(4/2測定) 6.912

会津若松や猪苗代・磐梯高原、喜多方に行くのは、水戸に行くのと同程度の外部被曝量。南会津ならば新宿に行くのとほぼ同じ。

移動可能かどうか

私は車を持っていないので必然的に電車と路線バスで移動しなければならない。

JR東日本の運行情報と東北本線 路線図からすると、黒磯から北にはまだ移動できないみたい。すなわち、東京から郡山に移動できない。白河へも行けない。

猪苗代、会津若松、喜多方は郡山より磐越西線で移動するらしい。3月28日に運転を再開したとのこと。

また、会津若松へは会津鉄道野岩鉄道東武鉄道を使って、浅草からいけるらしい。

宿泊可能かどうかについて

今、福島県の観光施設において避難者の受け入れを行っているとのこと。

また、各旅館および施設も被害を受けている場合もある。何で調べれば良いのかわからないが、幸いにして福島のお宿 女将さんブログという宿泊施設経営者のブログのリンク集があるので、これらのブログにて宿泊再開のお知らせが書いてあるところは、宿泊可能であると思う。リンク先のものをざっとみた結果、以下の宿が観光客の受け入れを行っている様子。

余談ながら、ブログには必ず旅館の公式Webサイトのリンクを貼った方が良いと思う。いくつかのブログではリンクがなかった。

追記(4/3):こちらのサイトを教えていただいた。

とりあえずのまとめ

喜多方、猪苗代・磐梯、会津若松、南会津は電車でいける。あとは、宿泊施設が観光客を受け入れる体制にあるかどうかかな。今は、被災者受け入れを最優先にしているようだし。