花見散歩、その後、飲食店で宴会を

まとめ

季節の行事を楽しめて、かつ、経済をまわせるうまい手があります。

  • 今年の花見は二部構成にしよう
    • まずは、みんなで花を愛でる。缶ビールやカップ酒片手にくらいは良いでしょう。でも、ゴミは持ち帰ってね。
    • 次に、飲食店にいっていつもどおり楽しく宴会する。トイレもあるし、料理も温かいですよ。

ぐるナビ or 食べログさん or グルーポンさん!出番ですよ!花見散歩コース&オススメ飲食店&花見宴会コースの提供が今こそ必要です。みなさん、都内の飲食店を潰さないためにも、今年の花見は工夫しましょう。

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日本の風物詩として桜を楽しむということは文化レベルで根付いていることと思います。この時期に西行法師の歌を出すのは不謹慎かもしれませんが、この二人の歌は実感を持って感じられるレベルだと思います。

  • 西行法師:「願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の望月のころ」
  • 在原業平:「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」

経済をまわすことだけでなく、私たちの精神状態の維持のためには、季節の移り変わりを目で、耳で、体で感じられる機会を利用すべきです。というか、青空の下で春の光に打たれる桜は、理屈ぬきで素敵な風景ですし。川の脇に堤防の補強のために植えられた桜を目で楽しみながら、歩く、夜道はそれはそれはたまらないものです。

都内で28日、桜の開花が宣言された。東日本巨大地震を受け、都が管理する公園が花見宴会の自粛を求める一方、区や国営の公園は例年通り制限はしない方針で、対応が分かれている。

 桜が咲き始めた上野公園では同日夕、花見客がシートを広げ、桜の木を見上げていた。公園には宴会自粛を呼びかける看板が立つ。ホームページなどでも自粛を呼びかけており、例年設置しているゴミ置き場や簡易トイレを置かず、夜間の点灯も行わない。

 花見に訪れた足立区の大学生時田茂さん(21)は、友人2人とお茶で乾杯し、「酒を飲んで騒ぐ気にはならない」と話した。一方、近くの金融機関に勤める男性(34)は、今週末に同僚と花見宴会を予定していたといい、「自粛の呼びかけは知らなかった。何でも自粛することが被災地のためになるのか」と、釈然としない様子だった。

 井の頭公園も23日に看板を設置し、都西部公園緑地事務所は「苦情はなく、逆に『もう少し厳しくやっては』と禁止を促す声があった」と話す。

 一方、区立や国営の公園は静観する構えだ。飛鳥山公園を管理する北区は「24時間自由に使えるのが公園。行動を制限するつもりはない」とし、隅田公園を所管する台東区も「自粛も検討課題に挙がったが、現時点で予定はない」とする。環境省所管の新宿御苑(新宿区)と国土交通省所管の昭和記念公園立川市)は、開園時間が日中ということもあり、例年と同じ対応をするという。

 都公園課は「節電や交通機関の運休も相次いでおり、大勢が集まるイベントは自粛してもらっている」としている。
(2011年3月29日 読売新聞)

停電や物資不足、公共のマンパワーを大震災の復興に費やす観点からすると、公園で花見宴会を自粛して欲しいというお願いはそれほど筋が悪いこととは思えません。トイレの設置やゴミの収集は誰かがやらないといけないのですから。

ですので、今年は花見を二部構成にしましょう。就業後に花見を楽しむ人も多いでしょうから、散歩が可能なように最低限の夜間ライトアップだけはして欲しいとこですね。節電も基本はピーク電力削減がポイントですから。