リンク:西洋中世学会:2010年度 若手支援セミナーのお知らせ

まったく関係ない分野なのだけどおもしろい話だなぁと思ってメモ。

【趣旨】

西洋中世学を専攻する若手研究者が海外の「文書館」を利用することは、もはや珍しくはなくなりました。手稿史料の分析にもとづくオリジナリティあふれる研究が増えることは、誠に喜ばしいことです。しかしながら、文書館を利用するための基本的な情報は国内では依然として入手しづらく、多くの院生や若手研究者は自己流で学ばざるを得ない現状にあるといえます。

そこで、本セミナーでは西洋中世を専攻する若手の情報共有を目指して、文書館をめぐる様々な問題に取り組みたいと思います。講演や文書館を積極的に活用している研究者の報告、そして参加者全員で話し合われるラウンドテーブルが行われます。これから文書館を使って研究をしたいと思っている大学院生・学部生の方は、ぜひともお越しください(どなたでも参加できます)。

おもしろいなぁと思ったのは、

  1. まったく分野違いの私が、Twitterでのリツィートを見てこういう試みが存在するということを知ることができたということ
  2. 10年前と比べて、Webの普及&ブログ・マイクロブログの普及により、個人発信の情報伝達がより容易になったということ
  3. とはいえ、実際にイベントをするためには誰かが汗をかいて、時間をつかって、がんばらないといけないということ
  4. 私にとって耳慣れない「文書館」というものが、研究の中心基地となっていること。しかも、海外のものが。
  5. ヨーロッパの文書館の利用方法という超マイナーな情報がこのようにして共有されること。あるいは、共有されるべきであると思われ、それに賛同する人が結構いること

世の中は不思議で、おもしろい。