大学を一まとめに考えるといろいろと困る

こんな記事が並列に報道される今日この頃。

追手門学院大学大阪府茨木市)に通っていた在日インド人の男子学生=当時(20)=が大学でいじめを受け続けたとする遺書を残して自殺した問題で、男子学生が複数の学生から人前でズボンを脱がされたり、イスラム過激派テロリスト「ビンラディン」とのあだ名で呼ばれるなどの嫌がらせを受けていたことが26日、分かった。男子学生の親友が証言した。大学側はこれまでいじめの事実を強く否定してきたが、男子学生が、こうした嫌がらせをいじめと受け止め、自殺を図った疑いが強まった。

何だこれ。としか言いようがない事件。せっかく日本で学んでくれたのに。

2011年度予算案(24日に閣議決定)の文部科学省予算で、国立大学の基盤となる国立大学運営費交付金は、10年度比58億円(0・5%)減額の1兆1528億円とされました。同交付金は04年度の独立行政法人化以降、毎年約1%減、合計830億円がすでに削減されてきており、さらに追い打ちをかける削減です。「削減方針を見直す」とした民主党政権公約にも反しており、民主党政権下で2年連続の削減になります。

国別大学の数と進学率で調べたときには、日本の大学は756校。一括りに大学と考えれば、大学であんないじめが起こるようならば、税金投入する必要がないと考えられても当然。でも、あんなの大学じゃないよと言いたい気持ちもすごいある。

政府は23日、平成23年度予算案の一般会計総額を92兆4千億円程度とする方針を固めた。野田佳彦財務相が同日、菅直人首相と会談し、了承を得た。予算規模は22年度当初予算(92兆2992億円)を上回って過去最大となる見通し。また、科学技術振興費は首相指示を受けて上積みし、22年度当初予算より増額することを決めた。24日午後の臨時閣議で予算案を正式決定する。

科学技術予算の多くが大学への予算(大学にいる研究者が応募できる競争的資金含む)なので、科学技術への投資が大学への投資とみなされることが多いと思う。

特にまとめはないけど、困った話だなぁという感想。