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卒論/修論における読みやすい文章を書くための技法

RyoAnna’s iPhone Blog:読みやすい文章を書くための技法は、とてもよいエントリー。なぜかと言えば、文章を書くというのは訓練である程度のレベルまで上げることができるよというのを技術に落とし込んで説明してくれているから。

文章を書く力は生まれつきのものではない。努力する事により、読みやすい文章を書けると信じたい。読み手を意識し推敲を重ねれば、おのずと綺麗な文章になるはずだ。
RyoAnna’s iPhone Blog:読みやすい文章を書くための技法より)

ただし、(理工系の)レポート、卒業論文修士論文においては上記のエントリーの技法をそのまま使うのはおすすめできない。なぜならば、技術文書は「誤解されない」というのが最優先であるため。誤解されにくく、かつ、読みやすく、かつ、おもしろい文書が最高の技術文書。

以下、私が認識する違いを簡単に説明する。

  1. 常体と敬体: 謝辞のみ敬体で書く。その他は常体で統一すること。
  2. 文章の始まりは短く: 技術文書の場合は文の多様な読み方を避けるため「すべての文を短く」が基本。複文を避けるべし。
  3. PREP法: 技術文書でも同じ。ちなみに私はこういう呼び方があるのは初めて知った。
  4. 言葉を削ぎ、順序を入れ替える: 技術文書でも同じだが、目的は、一意な読み方をしてもらえるように誤解を招きそうな表現、語順を避けるため。連体止めは禁止。
  5. 同意語の工夫: 技術文書では不要。むしろ、同じ意味を表すならば必ず同じ言葉を使うこと。理由は、読者に違う言葉を使う場合には、違う意味を表すと理解されてもしょうがないため。
  6. マイナス・プラス法: マイナス面とプラス面の双方を必ず記載しなければならないのは同じだが、傾向としては「達成できたこと」を論文やレポートとして報告することが多いのでプラス面を先にかく傾向にあると思う。
  7. 肯定表現:人についてではなく、事について議論するのが技術文書の目的。事に関してはガッツリと批判して良い。人に関してはそもそも書くべきでない。
  8. 説得技法:「情緒的説得」は不要。
  9. 接続語は適度に:おっしゃるとおり。「しかし」や「それゆえ」が三連続する文章とか書かないこと。
  10. ひらがな、カタカナ、漢字の変換、句読点の挿入: JISや所属学会、所属大学の規程にしたがう。一般に、論文が黒くならないようにあまり漢字を使いすぎない方が読みやすい。また、カタカナ語は非ネイティブ日本語話者にとってわかりづらいのでできる限り使わない方がよい。

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