個人間のやりとりとリフレ政策の価値は分けて

Bewaadさんと韓リフ先生の間で関係がこじれて、Bewaadさんがブログを止めちゃった。この二者間の信頼関係の崩壊なだけなので、これを敷衍して、リフレ政策をごにょごにょするのは止めてほしい。

で、そのブックマークやトラックバックで一斉に韓リフ先生へ非難が集まっている。韓リフ先生のブログ、Twitter、本の愛読者としての私の解釈だと、あれは脅迫じゃなくていつもの悪口。単に「Bewaadさんがポジショントークしている」と言いたいだけの枕詞だと解釈した。

韓リフ先生の口汚さは確かにすごい。それ以上にすごいのは、韓リフ先生は全方位に向けてかみついていく点。韓リフ先生基準でおかしいと思ったものには相手構わずおかしい言うので、読者側としてはびっくりするくらい。最近では飯田先生にかみついていた。数年前は高橋洋一さんにかみついていた。Bewaadさんにもしょっちゅうかみついている。

でも、Twitterのつぶやきをみていると、比較的丁寧に質問や議論には答えているし(たいてい、ラストは悪口いって切り捨てるけど)、学生の就職活動支援の話(本を含む)を見るかぎり、普通の社会人としての常識をもっているように見える。なので、韓リフ先生がBewaadさんの正体について話すとしたら、内輪の仲間にオフラインでやるだろうと思う。もう、Bewaadさんも、何年も前からの議論相手なのだしそのぐらいの信頼はなかったのかと思う。

ブログを見るかぎり、今回と同じぐらいの腐しは、2007年にもあったみたいだし。

もちろん、信頼関係が崩れている状況からすれば、信頼できないんだろうけど。でも、まわりの野次馬は騒ぎすぎだと思う。

止まれ。リフレ政策の議論がプロレスになってしまったようで非常に残念。冗談抜きで、景気回復してくれないと大学も科学行政も瀕死確実。「〜さんの態度が悪いから、〜さんの言っていることは信用できない」という理屈もわからないでもないけど、「〜さんの態度」と「〜さんの言っていることを」ぜひ切り分けて取り扱ってほしい。

たぶん、今回の直接的な経緯。

最後に、Bewaadさんのブログは、私が経済関係の話に興味をもつようになったきっかけのブログなのでブログ止めるのはさみしい。

追記

リファラーから参照された自分の過去記事を読んでちょっと考えさせられた。

話者の振る舞いや言葉遣いを「論文のタイトル」と見れば、タイトルが悪いから内容は読まなくて良いや(話を聞かなくて良いや)という行動パターンと今回の話は同じように見える。

今回の話と上のリンク先エントリーの話が私にとって違うように感じるのは、私がリフレ政策に価値を感じているからだと思う。でも、本質は同じか。