数学、物理、化学の記述問題は丁寧にかつ綺麗に解答しましょう

国立大学の前期試験前日夜に何ですが。受験生の皆様、数学、物理や化学などの部分点が狙える記述問題に関しては、答えを導き出す経緯を丁寧にかつ綺麗に書きましょう。

理由は散々予備校などで伝えられていると思いますが、

  1. 部分点をとるため
    • 記述問題においては、解答を導き出す途中式や化学式、証明の各段階にも点数を与えることが多いです(そうしないと、ゼロ点が続出してしまい順位がつけられないため)。乱雑に思考を書き付けるメモのような記述の場合、どれが途中式なのかが判別できず点をつけられません。
  2. 自分の式で混乱しないため
    • 採点をしていると、途中経過を乱雑に書いているために自分で読み間違いをしてしまいいきなり式や変数が変わってしまう人をたまに見かけます。綺麗に書くことで、そのようなミスを防げます。

具体的にはどうすれば良いかというと、

  1. 濃い目の筆記用具で書く
  2. 消しゴムで消すときにはちゃんと消す
  3. 記述問題の解答欄を縦に2等分して、列をそろえて途中経過を記述する
  4. 英数字で見分けがつきにくいものは、ちゃんと見分けが付くようにする
    • たとえば、
    • 小文字のエル「l」と数字の一「1」(小文字のエルを筆記体のように書く)
    • 小文字のゼット「z」と数字の二「2」(小文字のゼットに点を加える)
    • 小文字のビー「b」と数字の六「6」(小文字のビーを筆記体式に書く)
    • 小文字のエックス「x」と掛け算の記号「×」(小文字のゼットに丸みをつける)
  5. 解答の最初にちゃんと変数定義(「〜をxと表す」などと言明)をする
  6. 等号(=)を省略しない
  7. あんまり、途中式を省略しない(間違っていたときに部分点をもらえなくなるため)

字が汚いからといって減点はしないですが、英数字の区別がつきにくかったり、符号や演算記号が判別不能だったりして部分点が付かない事態が発生します。判別できる程度の字で丁寧にかつ見やすく解答を記述してください。

以上、遅まきながら受験生へのエールでした。