それをインフレターゲットっていうんじゃないの?

第1に、公的債務への耐久力は国によって異なる。それは負債の水準や、現在の債務負担、支払い歴、政府の信頼性などによって決まる。欧州の一部の経済小国のように、巨額の財政赤字を抱え、公的債務も増加する一方、銀行は(抱えた損失が)大き過ぎて潰すことも、救うこともできない場合、入札の失敗や格付けの引き下げ、財政危機などを避けるために、財政支出の調整に早めに着手すべきかもしれない。

第2に、政治家は速やかに増税し、公的給付支出などを減らすことだ。景気回復が今よりも力強くなると思われる2011年以降に実行すれば、市場の信頼が増し、短期の回復を支えるためのより緩い財政政策が許容される。

第3に、金融政策当局は量的緩和解除の時期を決める際に用いる基準を明確に示すべきだ。いつ、どんな速さで政策金利を正常化するかも明示すべきである。たとえ景気回復後すぐに金融緩和政策を解除するとしても、市場や投資家はあらかじめ出口戦略の時期やタイミングを決める基準を知っておく必要がある。再び資産バブルや信用バブルが起きるのを避けるために、金融政策を決定する際に、住宅などの資産価格の動向を考慮することも重要だ。

私のとぼしい知識だと第3の要求がインフレターゲットっていうんじゃないかと。それとも、機械的判断が可能なくらいの数値基準を出せという話かな?でも、機械的に判断できるぐらいの数値基準を出せるなら、中央銀行総裁は人間である必要性ゼロだよね。