日本に戻ってくる研究者が・・・

asahi.com:日本の論文、「質」9位に転落

調査は、世界の主要学術誌のほとんど(1万8千種類)を網羅しているオランダの親会社のデータベースを利用して行われた。今年7月現在で、引用された回数などから論文の質の高さを示す指標を算出して08年と98年を比較した。

その結果、日本の指標は0.407から0.444に上がったものの、上昇の度合いは上位10カ国中最低で、フランス、カナダ、イタリア、オーストラリア、スペインの5カ国に抜かれた。1位の米国、2位の英国、3位のドイツは変わらなかった。中国は10位のままだが、指標は0.182から0.400に急上昇し、日本に迫っている=表。

論文数をみると、日本が世界に占める割合は98年の7%から08年は5%に低下。しかも07年からは数そのものが減少に転じている。一方、中国は10年間で6.4倍に急増して、米国に次ぐ「論文大国」に躍進した。

常勤研究者の数も合わせて比較すべきだよね。あと、海外からの還流率も。ちなみに中国が躍進した主たる理由は海外で学んだ博士を中国の大学の教員として招き寄せているからだと思う。日本は中国を気にするよりもオーストラリアを気にした方が良いのでは、人口といい、経済の発達度といい良い見本になりそうなんだけど。