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研究は失敗するのが当たり前

研究

私のボスが最近言った言葉「研究は失敗するのが当たり前。たくさんの失敗の中からたまに成功が見つかる。」

はてな匿名ダイアリー:毎日死ぬことばかり考えている僕のような人間が自殺するんだと思うを書いた人は専門家の助力が必要だよ。大学院生なら大学の保健センター、会社なら産業医のところへすぐに行きましょうよ。

追記

この書き方だと「研究」という行為自体が失敗するように思えてしまうので訂正。ハーバード大学医学部留学・独立日記:常に暫定的な答えがあると考えた方が生きやすいハーバード大学医学部留学・独立日記:暫定的な答えとしての納得解は言葉のイノベーションでかかれているとおり、まず、仮説をたて、その仮説に基づいて情報を収集し、次に仮説を検証するという行為を繰り返してちょっとずつ前進するのが研究行為の通例です。

「失敗するのが当たり前」はこの「仮説をたて、その仮説に基づいて情報を収集し、次に仮説を検証する」という1サイクルが失敗の連続であるということです。仮説が間違っていたり、検証方法が間違っていたりととにかく誰もやったことないことですから正解がありません。正解がないところに正しさを探るわけですから、失敗が山積みになるわけです。

失敗への対応は、「質の高い仮説(あまりはずれない、あるいは次につながりやすい仮説)を厳選して検証する」人から「たくさんの仮説を検証する」人まで対応はさまざまです。私は、駆け出しの研究者なので、まずは「たくさんの仮説を検証する」人でありたいと思っています。だから、失敗がたくさん続くのはしょうがないんです。

追記2


はてなブックマークの方で他の方々からいろいろな研究での失敗をどうとらえるのかのコメントをいただいているのでこちらに転載。

  • klon 研究は失敗したりうまくいかないところが一番面白いんです。そこに発見がある。/最近「仮説」という言葉をよく聞く、がうちの業界だとあまり明示的に使うことないんだよな。
  • yocchan731 実験,研究は失敗して然るべきだということを知って欲しい.成功体験はそれからだ.
  • Kotobuki_F 「このやり方ではダメだ」(他の方法を探せ)ということ自体が成果である
  • kelokelo「失敗」という言葉が悪いと思う。「失敗」じゃなくて、「その可能性がうまく行かないという知見を得ることに成功」と考えるようにしています。
  • naya2chan だからこそブレークスルーしたときの達成感はひとしおでもある。
  • nagaichi 歴史的に言い換えるとね、厖大なトライ・アンド・エラーのすえに、現在の僕らの社会のあらゆる蓄積があるんだよ。個人的には長い目でみて焦らないことだと思うし、社会的には長いスパンで支える体制が必要だろう。
  • tsugo-tsugo 失敗、というほど重い言葉で捉えてないんだよな個人的には。仮説バイナリツリーみたいな木の枝を最初に大量に生やして、いらん枝から切って盆栽にすると美しくて正しい、みたいな感じ。
  • LethalDose 小さな成功体験ができる系を持っている研究室がいいよ。誰がしても(正確に作業すれば)結果が出る系があれば、それを保険に思い切ったことができる(かも)。
  • steam_heart まあ、成功することが当たり前だったら、ものすごい勢いで科学発展して、後からの人は勉強に大変で研究どころではないとかになりそうです。
  • REV 極論だと、「土地を探し、土を耕して、種を撒き、芽が出て、木になり、実が生り、市場で売れて」成功となる。プロセス毎に成功体験を積める場合もあれば、「芽が出なかったね」で終わりの場合もある。かもね。
  • mbr (ブクマ※見て)失敗という言葉は確かに自分も使わない。上の人も使ってないな/「行き詰った」は言う。やってみたけど、どうもここ外れだったぽい、みたいな。要は金鉱掘ったり3Dダンジョンうろつくのと同じ>研究
  • nekoluna 仮説の作成能力とか実験デザインとかが研究者の腕の見せ所なのである意味結果はどうでもいい / マイケルソン・モーリーとか思い出すといいよ
  • showgotch これは誤解されないように書くなら"研究は「短期的には」失敗するのが当たり前。たくさんの失敗の中から長期的な成功が見つかる"がベストアンサーかと

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