Debian GNU/Linux squeezeで日本語を含むPDFファイルを閲覧する

Debian GNU/Linux squeezeインストール覚書の続き。

インストール時にtaskselでデスクトップ環境を選んでいると自動的にevinceというソフトウェアがインストールされている。これがPDFビューアの役割を果たす。ただし、そのままでは日本語を含むPDFファイルを閲覧できない。なんとなく日記:evinceで日本語PDFを表示するのとおりに設定する。

私は既にCMAPファイルやghostscriptの日本語関係のものをインストール済みなのでxpdf-japaneseだけ追加でインストールする。

# aptitude install xpdf-japanese

次にフォントファイルを読み込めるように設定する。

# mkdir -p /usr/share/poppler/cidToUnicode
# ln -s /usr/share/xpdf/japanese/Adobe-Japan1.cidToUnicode /usr/share/poppler/cidToUnicode/Adobe-Japan1
# mkdir -p /usr/share/poppler/cMap
# ln -s /usr/share/fonts/cmap/adobe-japan1 /usr/share/poppler/cMap/Adobe-Japan1

次に一応Adobe Readerもインストールしておく。Adobe Readerからdeb形式のものをダウンロードする(2009年3月15日現在、AdobeReader_jpn-8.1.3-1.i386.deb)。ダウンロードしたらdpkgでインストールする。

# dpkg -i AdobeReader_jpn-8.1.3-1.i386.deb

次のコマンドで起動できる。

% acroread &