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あなたが論文や報告書、申請書の書式をきっちり守らなければならない理由

発声練習

読み手は、どこに何が書いてあるのかわからん書類を読んであげる義理はないので。

昔、が苦心がんばれという学術振興会特別研究員の申請書の書き方を伝授してくれるサイトが無料だったころ、以下のような内容の記事があった(記憶で再生してます)。

審査員はこんな状況であなたの申請書を読もうとしている

うららかな休日、激務だった今週の疲れを少し感じつつ、目の前に積まれた申請書の束を見て、これを読んでおかないと来週に差しさわりがあることをうっすらと感じている。一方で、妻/夫からは、午後から買い物に行きたいので車を出して欲しいといわれている。このごろ、ボール遊びを覚えた子ども達は、久しぶりの休日に私と遊べることを期待して、朝食のときから騒いでいる。

でも、この数十部ある申請書にちょっとでも目を通しておかないと、来週はもう身動きがとれない。

外は良い天気、先週の疲れからか、まぶたが重い。子ども達が私と公園に行くと言い出して、妻/夫にたしなめられている。午後からは車を出して買い物に行かなければならない。

でも、この数十部ある申請書にちょっとでも目を通しておかないと、来週が・・・。

読み手が希望して読み始めた論文や本でさえ、内容が理解できなければ読むのが嫌になるのに、ましてや読み手が希望しておらず、義務だから読む論文や報告書、申請書においては。

他人が作成した書類を読む立場になったことがない人が陥りがちなのは「重要なのは見栄えじゃない、中身だ!」というもの。でも、実際には見栄えが整っていない書類の中身は読まれることがないということを良く理解しないといけない。

しかも、多くの論文や報告書、申請書の場合は見栄え、すなわち書式はあらかじめ定められており、かつ、それはちょっとした手間で整えられるものである。このため、「書式を整えていない=まとものこの書類を作成していない」ととられてもしょうがない。

マゾな気質でない限り「あなたがまじめに取り組んでいないのに、どうして私がまじめに取り組まなければならないの?」と考えるのは当然至極、宇宙を貫く黄金律!!「お前さんが本気を出したら、俺も本気を出してやるよ!」というのは少年漫画だけの台詞ではない!

以上、久しぶりに激怒した私がお送りしました。

くそっ、家だとサボっちゃうからわざわざカフェに言って論文読むかコーヒー飲むかしかできない二択の状況に自分を追い込んで論文指導してやろうと思ったのに、いきなりフォントはおかしい、目次はない、章タイトルは変、参考文献の形式おかしいっていうのはどういうことじゃ!しかも、内容も異次元殺法。表紙めくった瞬間にやる気が尽きたわ。主観ではあいつに1億年と2千年前から書式を守れといい続けているのに。しかも、半年前にLaTeXのスタイルファイルも用意してLaTeXで書けといったのに、なんでWord使ってんだよ!