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 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」はメリットがないので言わないこと

複数人に同時に論文指導を受けているとき、何人かから同じことを指摘されることがあると思う。で、既に別の人に指摘されているので「あっ、それ**さんにも、指摘されました」と思わず言ってしまうことがあると思うが、それは言ってもメリットがないので言うのを我慢すること。

理由は以下のとおり。

  1. 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」には、無意識に「それはもう知っているので説明を止めてください」が含まれてしまう。コミュニケーションにおいて「それは知っている」というのは会話を止めるマジックワード
  2. 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」と言うことによって、「ああ、じゃあ、そこは飛ばすね」とその部分の説明を省かれる可能性がある。同じ箇所の指摘だけれども、指摘している理由が違うかも知れないのでちゃんと説明してもらったほうが得。

追記(2009/01/15)

はてなブックマークのコメントがおもしろいので転載。

  • yukitanuki タイミングによっては「じゃあやっとけよ」という気にもなるしねえ

確かに。

  • kokorosha ぼくは、なかば自動で「その発想はなかったです!ありがとうございます」と言ってるなあ。

達人あらわる!ただし、この発言をしたときすぐ横に件の点を既に指摘した人がいると微妙な雰囲気になるのでご注意を。

  • yucken うわ、確かにそうだ。そうやって上司の無駄言を止めればいいのか

無駄言は止まると思いますが、上司が感じるやるせなさは上昇すると思います。

  • ginju たとえ指摘が的外れであっても「あっ、そうですね。ちょっと後でもっかい考え直してみます」と条件反射で答える私は卑屈ですか。それとも「私に指図すんな」とおなかの底で考えすぎですか。

理屈を述べれば分かってもらえるという前提ですが、指摘を反映させなかった場合には必ずその理由を指摘してくれた人に伝えなければなりません。もし、何も伝えずに指摘を反映させなければ、次回以降はまともに指摘してもらえないようになってしまいます。ですから、指摘が的外れの場合は、指摘してもらった事自体への感謝を十分に伝えた後に、可能な限りその場でその旨を伝えた方があとあとよいと思います。その場で伝えられなかった場合(熟考が必要な場合)は、後日、何らかの形で指摘を反映させなかったことを伝えるべきです。

相手との信頼関係がない場合でも、「私に指図すんな」という姿勢は得にならないと思います。もっと上の目線から「じゃあ、お手並み拝見」という感じで相手の指摘を聞くのがベターです。誰が言おうが正しくて役に立つ指摘というのは存在しますし、どんなに素敵で信頼できる人からでも、しょうもない的外れな指摘を受ける時があります。

  • cubed-l 2のパターンで説明を省こうとする奴は指導に向いてない

おっしゃるとおりです。ただ、誰もが指導向きな人材ではないので、そんな人からでも説明を受けるためのメソッドととらえていただければ。

  • pbh 暗に「だからそれ以上言わなくていいよ」て意図無くこの語を発する人が居るってのが驚き。どんなサトラレ(´∀`)思った事を脊髄反射で全部言って良いのははてブだけですよ。

単にあいずちの一種として言っちゃう人がいます。私のことですが。私もつい昨日まで特に意識をしていなかったのですが、昨日学生に言われて「だからそれ以上言わなくていいよ」の意図を感じてしまったんです。で、このエントリーを書きました。

  • sqrt 指導する立場から言うと、むしろこれを言ってほしいな……相手が**さんの指摘をどう理解しているのか確認すれば相手のレベルや躓きのポイントが手早く分かるし、無駄な重複を避けて意味のあるアドバイスができる。

なるほど。sqrtさんのように理解度を確認する方向に発言を利用できるのであれば良い発言と考えられますね。

  • todogzm 「あ、それ知ってますよ。」と同じくらい言わない方がよい言葉ですね。メモメモ。

「あ、それ知ってますよ。」は破壊度が高いですよね。「あ、***って、〜〜〜ということなんですよね?」と暗に基本的なことを知っていることをアピールするか、「ああ、そのことについてちょうど、もっと知りたいことがあったんですよ。」と言って、自分の聞きたい情報を相手から聞き出すのがよいと思います。私はそんな器用なことできませんが。

  • karia うーん、限られた時間内に重複する指摘を避けもっと他のことを指摘してもらう効果の方が大きいと思うんだけどな。あと指摘するに至る大きな理由があるのであれば、重複してでも指摘してくれるという期待も込み。

おっしゃるとおり、重複する指摘を避けてもらう方が教えてもらう方にとっては効率的なんですが、この方法は教えてもらう方が教える方よりも立場が上の場合だけに通用する論理です。普通は、教えてもらう方が教える方よりも立場が下になりますので、教える側の効率や気持ちを配慮すべきかと。

  • mk16 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」の後に「なぜ直さないのかというと**」と、説明を続けてもアウトなのだろうか。

良いと思います。ただし、そのタイミングは相手に指摘箇所を説明してもらった後にするのが良いと思います。