「改悪」という言葉を使っているだけでスルーする

法律・政治系の人は、物事を多面的に見る訓練を受けている。表から見たり、裏から見たり、下からのぞき込んでみたり。多面的に見直すことが、習慣化している。それが優れているとかじゃない。そういう習慣。
そんな人が「改悪」の言葉を見ると、「この発言者は、物事を一面的にしか見られない人なのかも」と先入観を持ってしまう。
先入観を極力排除する努力をしても、ネガティブな印象が少なからず残る。

私もそう思う。「〜と理由で、私は今回の変更は改悪だと思う」という使い方ならば、別に良いのだけど「〜の改悪を許すな」だと、「君たちはそう思っているかもしれないけど私はそう思うかどうかは別じゃない」と思ってしまう。だから、社民党共産党の意見はどんなに良いことを言っていても胡散臭く思ってしまう。