大学教員としてのスキルアップを目論んで読んだ本

研究日記

大学教員としての指導方法について,参考になる書籍はないかなぁ.

私も知りたい。何か欲しいときはまずは差し出すのが基本なので、私が役にたったなぁと思う本を思いつくままに。ぜひ、他の大学教員、あるいは技術者のみなさま、役にたった本の情報をプリーズ!

私自身と学部学生のスキルアップ

大学の新入生が大学生としてどのようなスキルを身につけなければいけないかが書かれた本。新入生にお勧め。

でも、はっきり言って私が大学生のときにこんなことを習った記憶はない。現在の一つの病である「教えられないならばできなくて当然」というものの一つの側面であるといえる。でも、我々は、この世界を作ったのではなく、この世界で生きて生きたいだけなので、がんばるしかない。

学生理解

そもそもは学生理解が目的でなかったが、読んだ結果、私の人間観の基礎となった本。

  • Amazon.co.jp:先生はえらい
    • 賛否両論はあろうが、「先生がえらい」と思えるかどうかは学習者の受け取り方の問題だというのは一つの真実。これを読んで、全部の学生に好いてもらおうという考えは捨てた。自分にとってのベストを目指す。それをどう評価するかは学生が勝手にすれば良いと吹っ切れた本。

自分のスキルアップ

人間を管理するという観点からしたら研究室運営とプロジェクト管理は似ている(同じではない。日本の大学における研究室は教育の場でもある)。なので、ソフトウェア工学の古典が結構有用だと思い読んだ。もちろん、私が情報工学・計算機科学系の研究者であるからというのもある。