よく分かるゆとり世代換算表

wikipedia.ja:学習指導要領によれば、1980年の学習指導要領改訂以降は基本的にゆとり教育。「これだから、ゆとりは・・・」という発言は36歳以上1973年4月1日までに生まれた人だけに許される甘美な台詞であることをみなさま自覚すべき。当然、35歳以下の1973年4月2日以降に生まれた人は、「これだから、詰め込みは…」や「これだから、頭でっかちは…」と切り返しましょう。小学校や中学校の学習指導要領ぐらいで人間の性格や学ぶ姿勢、対人関係の基本ルールは作られるわけないだろう!

世代別年齢の範囲

世代 小学校における施行 中学校における施行 高校における施行 備考
第一世代 1980年 1981年 1982年 高校の履修範囲緩和
第二世代 1992年 1993年 1994年 生活科導入 &部分的学校5日制
第三世代 2002年 2002年 2003年 総合的な学習の時間&学校完全5日制
ゆとり教育 2011年 2012年 2013年(数学のみ2012年から) 通称「脱ゆとり教育

年齢別誕生年度別ゆとり状況。なお、年度は4月2日〜翌4月1日とする。

誕生年度 小学校 中学校 高校 大学進学率(出典 大学新卒求人倍率出典
1973年度 第一世代(1980年入学) 第一世代(1986年入学) 第一世代(1989年入学) 26.4%(1992入学) 1.08倍(1996年新卒)
1974年度 第一世代(1981年入学) 第一世代(1987年入学) 第一世代(1990年入学) 28.0%(1993入学) 1.45倍(1997年新卒)
1975年度 第一世代(1982年入学) 第一世代(1988年入学) 第一世代(1991年入学) 30.1%(1994入学) 1.68倍(1998年新卒)
1976年度 第一世代(1983年入学) 第一世代(1989年入学) 第一世代(1992年入学) 32.1%(1995入学) 1.25倍(1999年新卒)
1977年度 第一世代(1984年入学) 第一世代(1990年入学) 第一世代(1993年入学) 33.4%(1996入学) 0.99倍(2000年新卒)
1978年度 第一世代(1985年入学) 第一世代(1991年入学) 第二世代(1994年入学) 34.9%(1997入学) 1.09倍(2001年新卒)
1979年度 第一世代(1986年入学) 第一世代(1992年入学) 第二世代(1995年入学) 36.4%(1998入学) 1.33倍(2002年新卒)
1980年度 第一世代(1987年入学) 第二世代(1993年入学) 第二世代(1996年入学) 38.2%(1999入学) 1.30倍(2003年新卒)
1981年度 第一世代(1988年入学) 第二世代(1994年入学) 第二世代(1997年入学) 39.7%(2000入学) 1.35倍(2004年新卒)
1982年度 第一世代(1989年入学) 第二世代(1995年入学) 第二世代(1998年入学) 39.9%(2001入学) 1.37倍(2005年新卒)
1983年度 第一世代(1990年入学) 第二世代(1996年入学) 第二世代(1999年入学) 40.5%(2002入学) 1.60倍(2006年新卒)
1984年度 第一世代(1991年入学) 第二世代(1997年入学) 第二世代(2000年入学) 41.3%(2003入学) 1.89倍(2007年新卒)
1985年度 第二世代(1992年入学) 第二世代(1998年入学) 第二世代(2001年入学) 42.4%(2004入学) 2.14倍(2008年新卒)
1986年度 第二世代(1993年入学) 第二世代(1999年入学) 第二世代(2002年入学) 44.2%(2005入学) 2.14倍(2009年新卒)
1987年度 第二世代(1994年入学) 第二世代(2000年入学) 第三世代(2003年入学) 45.5%(2006入学) 1.62倍(2010年新卒)
1988年度 第二世代(1995年入学) 第二世代(2001年入学) 第三世代(2004年入学) 47.2%(2007入学) 1.28倍(2011年新卒)
1989年度 第二世代(1996年入学) 第三世代(2002年入学) 第三世代(2005年入学) 49.1%(2008入学) 1.23倍(2012年新卒)
1990年度 第二世代(1997年入学) 第三世代(2003年入学) 第三世代(2006年入学) --(2009入学) 1.27倍(2013年新卒)
1991年度 第二世代(1998年入学) 第三世代(2004年入学) 第三世代(2007年入学) --(2010入学) --(2014年新卒)
1992年度 第二世代(1999年入学) 第三世代(2005年入学) 第三世代(2008年入学) --(2011入学) --(2015年新卒)
1993年度 第二世代(2000年入学) 第三世代(2006年入学) 第三世代(2009年入学) --(2012入学) --(2016年新卒)
1994年度 第二世代(2001年入学) 第三世代(2007年入学) 第三世代(2010年入学) --(2013入学) --(2017年新卒)
1995年度 第三世代(2002年入学) 第三世代(2008年入学) 第三世代(2011年入学) --(2014入学) --(2018年新卒)
1996年度 第三世代(2003年入学) 第三世代(2009年入学) 第三世代・行列なし(2012年入学) --(2015入学) --(2019年新卒)
1997年度 第三世代(2004年入学) 第三世代(2010年入学) ゆとり教育・行列なし(2013年入学) --(2016入学) --(2020年新卒)
1998年度 第三世代(2005年入学) 第三世代(2011年入学) ゆとり教育・行列なし(2014年入学) --(2017入学) --(2021年新卒)
1999年度 第三世代(2006年入学) ゆとり教育(2012年入学) ゆとり教育・行列なし(2015年入学) --(2018入学) --(2022年新卒)
2000年度 第三世代(2007年入学) ゆとり教育(2013年入学) ゆとり教育・行列なし(2016年入学) --(2019入学) --(2023年新卒)
2001年度 第三世代(2008年入学) ゆとり教育(2014年入学) ゆとり教育・行列なし(2017年入学) --(2020入学) --(2024年新卒)
2002年度 第三世代(2009年入学) ゆとり教育(2015年入学) ゆとり教育・行列なし(2018年入学) --(2021入学) --(2025年新卒)
2003年度 第三世代(2010年入学) ゆとり教育(2016年入学) ゆとり教育・行列なし(2019年入学) --(2022入学) --(2026年新卒)
2004年度 ゆとり教育(2011年入学) ゆとり教育(2017年入学) ゆとり教育・行列なし(2020年入学) --(2023入学) --(2027年新卒)

就職氷河期にぶつかったのはゆとり第一世代の前半期の人たち(1994年新卒まで求人倍率2倍越え。1993年は1.9倍。1.5倍を切っている1995年〜2005年を氷河期と呼んで良いのではないかと思う)。ちなみに私は、小学校、中学校がゆとり第一世代教育。高校がゆとり第二世代教育。微分方程式を高校で習っていないと大学の教員に驚愕されたのはよい思い出。でも、未だに微分方程式をつかっていないのでOK。

第三世代がゆとり教育の完成形なのだが、どっぷり第三世代は、実はまだ大学まで進学してきていない。入ってきているのは高校がゆとり第三世代の人。ゆとり第三世代の指導要領で高校を過ごした年代は、今21歳。浪人しないで大学に入って現在大学3年生。この3年間で学生の質が大幅に落ちたと感じている大学が多いのであれば、ゆとり教育の最大の問題は高校カリキュラムの削減にあることが分かる。(なんせ、小・中学校はゆとり第二世代と同じなのだから)。

ちなみに企業が「ゆとり教育のせいで…」というのは妄想が入っている。現在、新卒で「ゆとり世代」呼ばわりされている今年社会に出た大卒23歳の人は、第二世代のゆとり教育で過ごしたことになる。第二世代がゆとり世代ならば、現在28歳まで「ゆとり世代」と呼んでまったく問題が無いように思う。本命のゆとり教育の香りを嗅いだ学生はあと2年後にそちらに到達する予定。どっぷりがくるのは10年後。

2008年現在の年齢別状況をみればわかるとおり、大学や企業が「今年の入学生/新卒がおかしいんじゃない?と思う理由のかなりの部分は、進学率と採用率の変化にあるのではないかと思う。18歳人口が減っているのに進学率が増えている。従来なら大学にいかなかったような子が新卒として卒業し、数年前よりも大量に採用される。そりゃ、「最近の新卒の質が変わった」と思うわ。

ちなみに、インターネットサーベイMLで流れた話ですが、今年の大学1年生はいろいろな大学で「みんな真面目で結構できるよね〜」と評価が高いみたい。半径5m話題で恐縮だけど、私が属する学科の1年生もまじめで、真剣で、いろいろな本を呼んでいたり、プログラミング・セキュリティキャンプに興味持っているのがいたりして優秀な気配がする。