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権利と義務は本当にワンセット?

自分もよく使ってしまう「権利と義務はワンセット」が必ずしも正しくないことを考えさせらえるエントリーだった。

そしてもっと言うなら、著作権は「著作者のわがまま」を権利化したものだ。

いや、権利なんてものはたいてい権利者のわがままを法的に実現したものに過ぎないのではないのか? だからこそ権利と義務が表裏一体なのではないのか?

そう考えたとき、著作権者にどれだけの義務が課せられてるだろうか。
狐の王国:著作権違反に罪悪感が無いのは、知財がわかりにくいからじゃね?

権利と義務。権利があるから義務がある、義務があるから権利がある、言い方なり考えた方なりは人それぞれでしょうがまあだいたい権利と義務ワンセットと考えられてる。

じゃあ著作権の権利と義務はどうなんだろ。権利のほうは嫌というくらいあちこちで主張されたり議論されたりしてますが義務は?
longlowの日記:著作権の権利と義務ってなんだろう

権利と義務はワンセットだとするならば、我々が生来有しているとされる生存権に対応する義務は何だろう?

生存権は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と規定する日本国憲法第25条第1項が生存権の根拠となっている。

生存権社会権に属する。したがって、一般的には上述の定義のように国家に対する請求権(社会権)の意味合いが強いと認識されている。ヴァイマル憲法下の生存権も請求権として認識されていた。
wikipedia.ja:生存権

あと、重要な権利として財産権があるけれども、これに対する義務は?

財産権は、財産に関する権利の総称。経済的自由権の一つ。物権、債権、無体財産権(知的財産権)など。日本国憲法第29条第1項により不可侵性が保障されるが、公共の福祉により制限されうるとする(第29条第2項)。
wikipedia.ja:財産権

著作権は財産権の一部であるので、著作権を否定するならば財産権も否定するのが正しい道筋。

私は法学や憲法学について知らないけれども、憲法は国家に対して国民の権利を守る義務を負わせるものであるのだから、国民に求められるのは、他人の権利を尊重する義務(つまり、憲法や法律を守る義務)だけだと思う。法律用語の権利と義務という言葉と、普段われわれが使っている権利と義務という言葉には多分定義の違いが存在している。