真実の剣シリーズ 第6部:魔教の黙示 第5巻

読了。心が熱くなる。第6部が傑作だといわれる理由がわかる。4巻のリチャードが周りを変えていくエピソードも、赤毛のアンシリーズの「サマーサイドのアン」のエピソードを思い出してすばらしかった。そして、この5巻のクライマックス。もし、少しでも興味があって、翻訳ものに拒否反応がなく、ファンタジーものも嫌いでなければ第一部からこのシリーズを読んで欲しい。

ファンタジーは異世界の物語であり、そこに住んでいるのが人間であるならば繰り広げられるドラマもやはり人間のドラマになるという良い例。ファンタジーものとしては1部と2部。3部からは人間ドラマの性格を強めている。

久方ぶりに小説を読み終わってすごく満足した気分。何か胸に輝くものがある。

真実の剣シリーズ
1部:魔道士の掟 全5巻
2部:魔石の伝説 全7巻
3部:魔都の聖戦 全4巻
4部:魔界の神殿 全5巻
5部:魔道士の魂 全5巻
6部:魔教の黙視 全5巻