コンピュータの名著・古典100冊

コンピュータの名著・古典100冊

手にいれられる情報が多くなることは非常に良いことなのだけれども、多すぎて何から手をつけて良いのかわからなくなるのが難点。

大学の学部、大学院、博士課程を終えているわけだけど、正直自分のもっている専門知識が足りているとはとても思えない。なので、本屋でこの本を見つけたときは即買いを決意しました。

読後の感想は、いろいろな本があるなぁーというごく当たり前の感想。5年くらいをめどにこの100冊に目を通してみたいなぁ。しかしながら、この本に紹介されている本のいくつかは既に絶版。

計算機科学の分野は、この分野が数学から離れ始めたころに数々のアイデアが生まれました。しかしながら、当時の技術ではそのアイデアを生かすハードウェアを作り出すことができなかったため、埋もれていったものが数限りなくあると思われます。

大学の教授が言っていましたが「研究に行き詰まったと思ったら、20年くらい前の論文を読みあさりなさい。新しいテーマが見つかります」とのこと。この分野では(他の分野でもそうでしょうが)「古い本=役に立たない」ということは成り立たないのです。

そうすると、以下に絶版本を手にいれるのかというのが研究者や開発者にとって重要な問題になってきます。現在は図書館から古本で探すしかありません。

ここで期待されるのが電子書籍です。買う人は少ないけれども、買う場合は何冊も買ってくれる可能性がある専門書こそ、電子書籍におけるキラーコンテンツに違いありません。(専門書は手元においてナンボのものですから)

Sonyさん、おたくのLIBLIEちゃんはやれば出来る子なんです。ぜひ、活躍の場を与えてあげてください。このコンピュータの名著・古典100冊を電子書籍としてTimebookTownでだすのはいかがでしょうか?

また、現在情報処理学会の会誌「情報処理」では20世紀の名著名論というコーナーで毎号2冊ずつ本を紹介しています。この企画と連動して、日本の情報処理学会会員にLIBLIEを売り込んでみてはいかがでしょう?

情報処理学会正会員は21000人ほど。一般ユーザよりも電化製品アレルギーも少なく。学会員になってるくらいだから、読書も比較的する傾向にある人材ですよ。(なお、20世紀の名著名論でどんな本が紹介されているのかは、情報処理学会電子図書館BookParkで「20世紀の名著名論」で検索すればわかります)

Vaio Uなんて投入して、LIBRIEの未来を閉ざしている場合じゃないですよ。