朝日新聞朝刊での日亜化学工業が広告特集

2004年8月15日付け朝日新聞朝刊にて、日亜化学工業が広告特集を組んでいます。

  • 8月15日18面:モノづくりにこだわる企業と技術者たちの研究。手島 透氏(元スタンレー電気副社長)、小川 英治氏(日亜化学工業代表取締役)、 伊藤 聡子氏(フリーキャスター)の対談。
  • 8月16日18面:青色発光ダイオード開発への道。日亜化学工業社員、向井氏、妹尾氏、岩佐氏のコメントを含めた青色発光ダイオード開発話。チームで開発したことをアピール。中村氏の名前は出てこない。ただし、中村氏の関与を否定しているわけではない。名前がでてこないだけ。
  • 8月17日18面:「究極の光源」ことレーザダイオードを具現化したチームワーク。日亜化学工業社員、長濱氏、杉本氏、佐野氏、小崎氏のコメントを含めたレーザダイオード開発話。チームで開発したことをアピール。青色レーザの実現はSONYがしたのかと思っていた。
  • 8月19日18面:発光ダイオードが持つポテンシャルをいかに引き出したか。日亜化学工業社員、永井氏、米田氏、永峰氏のコメントを含めたLEDディスプレイの開発話。3色そろってもディスプレイを作るのは大変なのね。

私は基本的に中村氏よりなので、日亜のこの広告が

1.青色発光ダイオードの開発は中村氏のみの力で成り立っているのではないこと。すなわち、貢献度50%はおかしい!!
2.青色発光ダイオードだけで、現在の売上をあげているのではなく、その後のたゆみない改良と応用で売上をあげているということ。すなわち、特許を独占していることによって得た利益の算出が間違っている。

という2点を世間へやんわりとアピールすることを目的とした広告に見えてしまいます。 なお、この広告は21日付けまでシリーズで行われるそうです。