Google Homeお迎えメモ

買ったままで放置していたGoogle Homeを起動。電源投入から同封の説明カードに従い、動くようにするまで10分かからなかった。

  1. Google Home起動
  2. スマートフォンかタブレットにGoogle Homeアプリインストール
  3. Google Homeアプリの指示に従い設定する。Wifiのアクセスパスワードが必要。Googleアカウントとの連携はスマートフォン・タブレットに登録済みのものを使って連携できる。
  4. 音声認識訓練フェースは「OK Google」「ねぇ Google」をそれぞれ2回繰り返すだけで終わり

通った命令

  • 天気:「今日の天気は」「**の天気は」
  • ラジオ(radiko利用):「TBSラジオ」
  • 距離:「**までのは距離は?」(車での距離)
  • 最寄りの駅からの乗り換え案内:「***駅から***駅まで電車で行くと」(参考:有名駅だともっとラフで大丈夫らしい Google Homeに目的地までの電車の乗り方と所要時間について聞く – Google Home使い方ガイド
  • 家からの公共交通機関乗り換え案内:「ここから***までは?」(公共交通機関の直近の発車時刻と所要時間を教えてくれる)
  • 西暦と元号:「今年は平成何年?」
  • 西暦、月、日:「今日は何日?」

通らなかった命令

  • 花粉:「今日の花粉は?」「今日の花粉の状況は?」

物理では「クリエイティブな間違い」を含む論文というのはとても評価が高い

圏論の歩き方のpp. 4-5ページより

暗黙の知識にはいわゆる「文化」も含まれるよね。たとえば、物理では「クリエイティブな間違い」を含む論文というのはとても評価が高い。内容は間違ってるんだけど、そのアイデアがその後の研究をしげきするようなもの。そんなの数学ではありえないでしょ。だって証明間違ってるんだよ。

おおっ!知らなかった。

国立大学と私立大学、理系と文系の分断は避けよう

なんか左翼系政治団体の発言みたいですが。

[国の財政] 歳出〜文教及び科学振興費〜 | 税の学習コーナー|国税庁に掲載されている歳出総額の円グラフを転載。何年度の歳出総額なのかはわからない。
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今回の話題である「文教及び科学振興費」はおよそ5.3兆円。防衛関連予算が5.1兆円。内訳は以下の通り。

文教及び科学振興費は、教育や科学技術の発展のために使われています。
その内訳を見ると、例えば、公立小・中学校の教員の給与などの3分の1を負担している「義務教育費国庫負担金」に1兆5,248億円、教科書の配付や国公立大学法人・私立学校の援助のための「教育振興助成費」に2兆3,315億円が使われます。
そのほかにも公立の小・中・高等学校の校舎改築などのための支出や、育英事業費などもあり、こうした予算によって、学校での教育が運営されています。

[国の財政] 歳出〜文教及び科学振興費〜 | 税の学習コーナー|国税庁より)

平成28年度の事例だけれども私立大学への助成金は以下のとおり。3千億円弱。

(1)平成 28 年度交付学校数は 877 校、交付総額は 3,211 億 6,333 万 7 千円であり、このうち一般補助は 2,701 億 3,600 万円、特別補助は 510 億 2,733 万 7 千円となっている。(表 1)
(2)学校種別の交付額は、大学 2,968 億 8,039 万 5 千円、短期大学 238 億 31 万 4 千円、高等専門学校 4 億 8,262 万 8 千円となっている。 交付額を1校当たりに換算すると 3 億 6,620 万 7 千円となり、学校種別では、大学 5 億 2,084万 3 千円、短期大学 7,829 万 1 千円、高等専門学校 1 億 6,087 万 6 千円となっている。また、交付額を学生 1 人当たりに換算すると 15 万 8 千円となっており、学校種別では、大学 15 万 6千円、短期大学 19 万円、高等専門学校 21 万 7 千円となっている。(表 2)
私学振興事業本部:私立大学等経常費補助金より)

助成金の位置づけは以下のとおり。

私立大学等の教育研究条件の維持向上と学生の修学上の経済的負担軽減、私立大学等の経営の健全化などを目的に、日本私立学校振興・共済事業団は国から補助金の交付を受け、これを財源として全額、学校法人に対して設置学校の経常的経費を補助している。
私大の補助金交付、日大が最高額…嘉悦大ほか4校で減額 | リセマムより)

私立大学の形状的経費の1割ぐらいを担う位置づけの様子。
resemom.jp

H28年度の国立大学90校弱への運営費交付金(私立大学への助成金に該当)は総額1兆1千万円弱(参照:PDF)。
univ-journal.jp

科学研究費補助金(通称「科研費」)に代表される国の競争的資金はH26年度予算で約4千百億円(出典:PDF)。これを国公立大学、私立大学、他の研究機関が取り合う構図。

私立大学等経常費補助金の総額は国立大学運営交付金の3分の1なのでかなりの額に思えるが、700校以上の総額で3千億円であるし、「交付額(一般補助と特別補助の合計額)がもっとも高いのは『日本大学』95億2,092万7千円、ついで『早稲田大学』90億2,179万9千円、『慶應義塾大学』82億4,051万5千円だった。」(https://resemom.jp/article/2016/03/11/30290.html:出典)というように配分がべき乗則っぽい(上位2割が全体の8割を占める)ので、よくある「F欄大学の分の補助金を国立大学へ回せ」というのは実効的でないかも。

ちなみに日本大学、早稲田大学、慶応義塾大学の補助金の額はこちらの運営費交付金ランキングの35位山梨大学〜42位東京学芸大学の運営費交付金ぐらいの額。運営費交付金の決め方は基本的に2004年以前の国立大学時代の運営費交付金をベースに算出され、その後、毎年1%減額し、2016年度から各大学割り当てから一定割合召し上げて、それを取り組み内容によって傾斜配分するというもの。

ご協力願い:2018年1月22日の関東地方大雪に伴う大学の休講措置に関する調査

1/23のSession 22のオープニングにて荻上チキさんが1/22の大雪に対して大学で休講措置をとっていたかどうかをデータに残すべきとおっしゃっていた。私もそう思ったので、Googleフォームで作ってみた。関東の大学に通われている学生のかた、教員のかた、ぜひご協力ください。集計結果のCSVはダウンロードできるように準備したいと思います。

goo.gl


なお、名寄せのために大学の表記は文部科学省のWebサイトに記載されている大学名でお願いいたします。

憲法13条により自衛隊が合憲の論法って憲法学者の間では新説なの?

政府解釈を護憲派憲法学者が述べるようになったのが最近ということ?平成25年11月13日安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(第4回会合);安全保障の法的基盤に関する従来の見解についてによると1972年の政府答弁で憲法13条により自衛隊が合憲の論法がでているようなのだけど。

最近では、さらに度を越した解釈改憲論も木村草太のような護憲派憲法学者から出ている。それによれば、自衛隊・安保は存在そのものが9条2項違反であるが、国民の生命・自由・幸福追求権の保障をうたった憲法13条が、戦力の保有・行使に対する9条2項の禁止を専守防衛・個別的自衛権の枠内で例外的に解除しているという。戦力という最も危険な国家暴力に対する憲法的禁止の例外的解除を、戦力に一切ふれていない憲法13条に勝手に読み込むのは法解釈の枠を超えた妄説で、国民の憲法改正権力を簒奪(さんだつ)する憲法学者によるクーデターと言ってもよい。

しかも、これは護憲派の自滅を意味する。同じ理屈で安保法制支持者が集団的自衛権解禁を擁護することも可能だというだけではない。専守防衛・個別的自衛権の枠内なら戦力としての自衛隊も、自衛のための戦力行使も合憲であるとするこの13条代用論は、自衛隊に違憲の烙印(らくいん)を押し続けるという原理主義的護憲派の「封印」も、自衛隊は戦力(フルスペックの軍隊)ではないという従来の修正主義的護憲派の「封印」も破るものである。

本来ならこんな13条代用論には護憲派から激しい批判が出てきて当然だが、新手の論法として黙認ないし是認されている。9条を変えないという結論さえ保持できれば、従来の護憲派が欺瞞的にせよ維持しようとしてきた「封印」ですら破っても、お構いなしなのである。護憲派が実は憲法破壊勢力だということの、これほど歴然とした証拠はない。
井上達夫: ウーマン村本よ、国民を「愚民視」しているのは誰かより)

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