糸使いといえば秋せつら派

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私が糸使いを知ったのは菊地秀行の魔界都市ブルースシリーズに登場する「秋せつら」。秋せつらはチタン製の糸を使っていたような。好きな作品は夜叉姫伝。
夜叉姫伝〈1〉吸血麗華団の章―魔界都市ブルース (ノン・ポシェット)
夜叉姫伝〈2〉朱い牙の章―魔界都市ブルース (ノン・ポシェット)
夜叉姫伝(3)魔都凶変の章 魔界都市ブルース (祥伝社文庫)
夜叉姫伝〈4〉美影去来の章―魔界都市ブルース (ノン・ポシェット)

山田風太郎の甲賀忍法帖にも髪の毛をつかう糸使いがいる(いたみたい)。ja.wikipediaの魔界都市ブルースシリーズの説明より。

秋せつらの妖糸は、山田風太郎の忍法帖シリーズに登場する技『風閂』(なお同シリーズには、風閂と類似したアイディアがたびたび使われている。『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』の夜叉丸が使う糸、忍者月影抄の「忍法〈髪飛脚〉」など。また風閂自体も「伊賀忍法帖」と「風来忍法帖」の二作に登場するが、両作品内でやや描写が異なっている。秋せつらの妖糸に近いのは「風来忍法帖」版)をパワーアップさせたものだが、本作以後各種漫画やライトノベルなどで、この作品の影響を受けたとおぼしい鋼糸つかいなどが登場した。

風来忍法帖、伊賀忍法帖、甲賀忍法帖も全部読んだことあるはずだけど、詳しくは覚えていない。甲賀忍法帖が一番古い作品のようなので糸使いの(仮)元祖は夜叉丸ということで。

山田風太郎作品は忍法帖系しか読んでいないけど好きなのは柳生三部作と忍法封印今破る。
柳生忍法帖 上 山田風太郎忍法帖(9) (講談社文庫)
柳生忍法帖 下 山田風太郎忍法帖(10) (講談社文庫)

魔界転生 上 山田風太郎忍法帖(6) (講談社文庫)
魔界転生 下 山田風太郎忍法帖(7) (講談社文庫)

柳生十兵衛死す〈上〉 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)
柳生十兵衛死す〈下〉 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)

忍法封印いま破る 忍法帖 (角川文庫)

私の中の柳生十兵衛は柳生三部作と隆慶一郎の柳生非情剣で構成されている。
新装版 柳生刺客状 (講談社文庫)

一般人のヒアリ対策は見分け方より教育施設におけるエピペンの常備では?

現状、ヒアリで怖いのはアナフィラキシーショックとのことなので、一般人のヒアリ対策としては教育施設(保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学)にエピペンを常備し、打てるようにしておくことではないかと思う。
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ラジオクラウドで聞けます

ヒアリにかまれた時の対処方法(上記の放送より)

こちらは食物アレルギーの対応についての話。
child-care.ne.jp

熱狂的ファンの熱いこだわりを聞くのが好き

小学校、中学校のころは西武ライオンズの黄金期だったので熱心にライオンズの試合をみていたけど、高校進学したあたりから野球を見なくなった(父親がプロ野球の試合見ているのを流し見するぐらい)。

ここ2~3年はその前までに比べてプロ野球情報を追っている。理由は

  1. 同僚の先生にスポーツ好きの先生(しかもベイスターズファン)がいて、ベイスターズネタで絡みやすい
  2. 2chまとめサイトの野球ネタがすごい好きでよく読んでいる(原巨人監督時代のネタが好きだった 参考
  3. 上のまとめサイト経由で、あみあみチャンネル『れい&ゆいの文化放送ホームランラジオ!』を見るようになった
  4. Session22を聞くようになり、Session 22のわいわいモードプロ野球特集が楽しくて良く聞いている

特に終わりの2つが結構影響して、最近は球場にいって試合みたいな(ビール飲みたいな)と思うようになっている。

で、上の『れい&ゆいの文化放送ホームランラジオ!』の片割れのヤクルト担当松崎さんのエントリーを読んでいろいろ紹介したくなった。
ameblo.jp

ヤクルトファンにはSession 22のプロ野球特集のこの2回をぜひ聞いてほしい。見出しにもなっている超名言をぜひ。
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ヤクルトファンの長谷川さんが笑い&泣かせにかかってくる。えのきどさんの子供時代のエピソードも最高に面白い。
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上の長谷川さんのコラム【ヤクルト】由規はすでに20勝!? 頭の中の「もう一つのペナントレース」 | 文春オンライン。上のSession22の放送を聞いたうえで読んでほしい。

上のような放送を聞くと「ファンすごいな」と感動する。一方で、私は以下の放送で語られているようなファンになれない方の人間。
tokyopod.seesaa.net
ラジオクラウドでも聞けます

何かに熱狂的になって一喜一憂できるのは素晴らしいことだと思うので、他人に迷惑かけない範囲で熱狂してほしい。そして、熱く語ってほしい。それを横で聞いてニヤニヤしたいので。

メモ:タマフル「手話はひとつの言語である!特集」

ラジオクラウドでライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフルの「手話はひとつの言語である!特集(2017.6.24放送)」を聴いた。で、一部の言葉の使い方にひっかかったのでメモ。

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ひっかかったのは自然言語と母語の関係。

斉藤:「自然言語」というのはものすごく大事な概念だと思います。つまり、「人工的に作ったものではない」ということですよね。だから、「インディアン、嘘、つかない」っていうああいう言い方はですね、まだ言語になりきっていないという意味で、違う言語の人同士が出会って作っていく、合成していく言語っていうのが、これがひとつあるんですけども。それはまだ、十分な言語とは見なされていないんですね。それに対して、十分に我々の使っている日本語とか英語と同じような形になった言語というのが、自然言語なんですけども、手話も……日本手話もアメリカ手話もそれぞれに自然言語であって違っているという、そういう世界です。

〜中略〜

斉藤:で、そういう風にして、いつの間にか覚えちゃったという、そういう言語が「母語」と言われるんですよね。mother tongueっていうやつですけども。つまり、これが私がいま使っている日本語。まあ、自由に使える。何を言われても、一応受け答えができるというか、考えずに使える言語ですね。

宇多丸:考えずに。なるほど。

斉藤:自然に出てくる。呼吸のように出てくるっていう、これが自然言語の世界ですね。母語と言われるものですね。これが手話も、昔からろう者が使ってきた手話というのは、こういう風な自然言語なんです。

〜後略〜

母語の説明には賛同。でも、後段の「呼吸のように出てくるっていう、これが自然言語の世界ですね。」というのは説明端折り過ぎだと思う。ろう者の赤ちゃんの周りに手話の使い手がおらず、ろう者の赤ちゃんに手話で話しかけなかったら手話を母語として修得できないと思うのだけど。

時間を作って、この特集の元とのなった本を読んでみることにしよう。

関連

「日本語対応手話」と「日本手話」について。久松氏の主張は「日本語対応手話」は下手な「日本手話」であって、言語として分ける必要はないというもの。で、久松氏の批判のこの部分に関して特に反論していない。なぜ?

韓国のろう教育研究者の研究目的の説明

合理的配慮は組織にとって合理的でも個人にとって合理的でない

バニラ・エア問題を聞いた時は「事前連絡してよ」と思ったけれども、これはそう単純な話でないと認識した。

この件に関しての最初に朝日新聞の記事を読んだ。
www.asahi.com

Twitterなどで当該の客が事前に連絡していなかったというのを知り「事前連絡しないのか」とネガティブにとらえていた後に、次にいすみ鉄道 社長ブログを読んで「航空会社の方にも事情があるから、事前連絡した方が良いよな」と思った。
車いすで飛行機に乗る時は | いすみ鉄道 社長ブログ

で、Session 22での当該の客がメインセッションに出演して「なぜ、車椅子の人だけ事前連絡しないといけないのか。」という主旨の話を聞き、「確かに」と理解した。
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なんで、私がこの件で「事前連絡をしていない」ということでネガティブな印象を得たのかというのを振り返って考えてみると、私自身が合理的配慮の提供者になることがあるから。
「教職員のための障害学生修学支援ガイド(平成26年度改訂版)」で紹介されている合理的配慮の事例は、組織としてはなんとか対応できても、個人が対応するとなると即時対応がかなり難しいものも多い(たとえば、講義資料やノートの点字化など)。個人で即時対応できないときに、障碍者の方が受け入れられるようなサービスを提供できなかったときを考えると、正直怖い。なんでかといえば、どうしたって対応できなかった自分が悪者扱いになるだろうから。

今回の件で「事前連絡の有無」がどうしても気になったのはこの認識があるから。もちろん、合理的配慮の肝の部分は即刻「できません」と拒否するのではなく、双方で話し合って納得行く解決法を探していくということにあるのだけれども。

以上、反省を込めてメモ。